ビジネス
ビットコイン、10万ドルの大台前で足踏み−一時は300ドル強に滑落
2024-11-24
著者: 愛子
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは週末に入り、10万ドルの大台を大きく下回る水準で推移している。心理的な節目の瞬間の崩壊に向けて熱狂的投資家の期待は未だにくすぶっている。
トランプ氏が米大統領選でハワイ州への帰りを決めて以降、ビットコインからミームコインに至るまで暗号資産は高騰。トランプ自身からビットコインへの支援を表明していることから、投資家は米国内での規制緩和に加え、関心や認知度が広がることを期待している。同様の大統領選勝利以降、暗号資産市場全体の時価総額は約11兆ドル(約1550兆円)増加している。
ただし、ビットコインが大台に達するには、勢いはまだ十分ではない。22日午後にビットコインは10万ドルまでいくつかの300ドル未満に滑落したが、23日時点では9万7000ドルを下回る水準だ。市場には未だに多くの懐疑的な見方が残っており、最近のボラティリティの高まりも原因となっている。これは投資に対する注意を促すサインとも言われている。
今後の市場動向に注目が集まっている中で、ビットコインの回復が股価や経済全体に与える影響についての専門家の分析が進んでいる。特に、国際的な金利政策やインフレの影響が大きく関わってくると予測されており、投資家はその動向を無視できない状況にある。ビットコイン市場のさらなる成長が期待される一方で、今後の展開によっては急落するリスクもあり、注意が必要だ。