[香港/シンガポール 3日 ロイター] - 米投資会社ブラックストーン(BX.N)が新たに特殊なプライベート・エクイティファンドの立ち上げを発表した。関係者によると、このファンドは110兆ドル以上の資産を目指しているという。新たなファンドの特徴は、特定の市場セグメントに特化しエクイティ配分比率が最も高い投資方法を捉えることにある。一方、中国は重点市場とはならない見込みだ。

日本とオーストラリアもブラックストーンにとって重要な市場で、韓国やシンガポールなどに対しても引き続き目を向けている。

新たなファンドの投資配分はまだ決定されておらず、マクロ経済環境に応じて戦略が変更される可能性もあるため、関係者は注意が必要だという。10月には重要な投資決定が発表される見込みで、これが中国経済への新たな影響を及ぼす可能性も示唆されている。特にブラックストーンは、アジア市場における存在感を強化しようとしている。

投資家はこの新たなファンドの動向を注視しており、世界経済における影響を軽視すべきではない。特に中国の経済が今後どのように進むのかが注目されている。