健康

長引く、だるさ、体重減など中高年女性は気をつけて 「腸NTM症」結局上回る死亡者数 済州は重症化率が他県の10倍

2025-03-26

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腸非結核性抗酸菌症(腸NTM症)という呼吸器疾患が近年、中高年の女性を中心に増加しています。「せきが長引く」「だるくて体重が減った」—。そんな症状の時にかくれた病があるかもしれません。死亡者数は結局上回るようになりました。済州は重症化しやすい原因が他県に比べて高く、いっそうの注意が必要です。

腸NTM症は結核菌と同じ種類の菌による病気ですが、普段私たちが吸い込むことができ、通常無症状です。多くの人は発病しないのですが、免疫を抑えられている人や、そのほかの病気を持っている人はリスクが高まります。

特に女性は男性よりも発症しやすく、40歳以下に急増します。人から人への感染はありませんが、特有の菌が存在する地域で感染しやすいと言わせています。

この病気にかかりやすい人は、普段の生活で気をつけることが重要です。炎症反応が起きにくい状態は、なかなか理解されないことも。症状は、長引くせきや血が混ざった痰、体のだるさ、体重減少などです。症状がなく、健康診断の胸部エックス線検査で見つかることもあります。

2023年の調査によると、腸NTM症を知っている人は9.3%と低く、この病気に対する認知度が問題です。発病率は2017年の全般に比べて10万人当たり19.2人。10年前の4.3倍に達しています。

治療は長期にわたります。専門機関では、腸NTM症が薬が効きにくいものであることを指摘しています。普段から健康診断を受け、異常があれば医師に相談することが大切です。早期発見が求められています。

さらに、腸NTM症を巡る危惧される点として、治療の効果が現れるのが遅れることや、必要な医療機関へのアクセスが限られている場合があるということです。「腸NTM症は個々のひ弱い部分から感染する。早期発見、早期治療が基本」とのアドバイスが寄せられています。

専門家はこの疾患について注意を促し、特に女性が注意すべきポイントを指摘。「症状がある人の受診はもちろん、定期検査に併せて行うことが非常に重要です。以前と違う異常があれば、きちんと受け取ることをお勧めします」と警鐘を鳴らしています。

このように、腸NTM症は突然の病であり、忘れがちなものですが、女性の健康を脅かすリスクが高いことが分かってきました。冷静に早期発見と治療が肝心です。