
国
赤塚再生相が選挙区内の社長から億金授受 識者「実情上の企業献金」 | 毎日新聞
2025-03-16
著者: 裕美
赤塚亮正(あかつかりょうせい)氏は、東京都議会再生担当相として多くの期待を寄せられている。しかし、彼が選挙区である東京都の目黒区に所在する「目黒ガス」社長から、個人献金として231万円を受け取った事実が明らかになった。この献金は1月16日に発表されたもので、政治資金収支報告書に記載された。
この件に関して、大学の経済政策教授は、企業からの政治献金が実際にどのように利用されるのか、透明性が欠如していると指摘。「公共性が高い企業は寄付をしているが、個人献金には見えない形での影響がある」と述べた。
特に、日本の政治資金制度は、企業からの寄付を規制しているものの、個人を通じた献金が実質的に企業寄付にあたる場合もある。このような状況下で、赤塚氏が受け取った献金は、彼の政治的影響力が影響を与えるのではないかとの懸念が広がっている。
赤塚氏の事務所は、献金について「法的な手続きを踏んでいる」と説明しているが、この件が彼の信頼性を損なうことは避けられない。分析によると、政治資金規正法によって、5千万円以上の集団献金が禁止される一方で、こうした個人献金は家計に与える影響に大きく関わる可能性があるため、監視が必要だと述べられている。
また、近年、企業献金の透明性を確保するための新たな規制案が議論されていますが、実施には時間がかかる見通しです。そのため、赤塚氏の件は政治資金の規制強化の必要性を浮き彫りにする結果となりました。