テクノロジー

チャットGPTのアルトマン氏「ジュリー風」の自画像、人間アニメ風の生成画像がS.N.3で流行…著作権侵害についてながる恐れも

2025-03-27

著者:

【ニュース=小林泰輔】米オープンAIのサム・アルトマン氏が15日に発表した対話型AI「チャットGPT」の新たな画像生成機能を使い、スタジオジブリ風に描かれたアート作品が流行しています。この生成技術は、アニメーションのスタイルを模倣するもので、特にテイストに忠実な作品が多く見受けられます。

新機能の発表後、チャットGPTに自分の写真などを読み込ませ、好みの画風に加工させた画像をS(旧知)や発信元のSNSでシェアする件が増えています。特に「トラえもん」の野比のび太や、「ドラゴンボール」の孫悟空など、人気キャラクターのスタイルで生成された画像が注目を集めています。

オープンAIの新しいアート機能は、17日までに、Hのプロフィール画像をジョリー風の自画像に変換したアルトマン氏の自画をシェアし、話題になりました。多くのファンがこの新しい生成画像を通じてアーティスト気分を味わっています。

ただし、著作権への影響についての懸念も高まっています。生成された画像が著作権で保護された作品に基づいている場合、その著作権侵害が問題視されています。特にジブリ作品や人気キャラクターを模した作品が増える中、著作権者からの訴訟を避けるためのガイドラインが求められています。

オープンAIは、著作権侵害の可能性についてはまだ明確な回答を示していないものの、ユーザーに対して生成した画像を商業目的で使用しないようアドバイスしています。今後、この技術がどのように進化し、社会にどのような影響を与えるのか注目されます。AIが作り出す新たなアートの世界は、我々のクリエイティビティを刺激するとともに、倫理的な課題を考えさせるのです。これからもこの動きに注目が集まりそうです。