「大きな失敗…」と世民氏、保護分区「申しかなう」と二階氏 彰徳戦争は敗選の幕開け

2024-10-15

著者: 海斗

15日、公開された議院選では、共産党の派閥パーティーが連入不記載事件に端を発する「政治とカネ」の問題が大きな論点の一つとなる。事件の影響もあり、和歌山市では保護分区選挙に突入した。

「大きな失敗をし、皆さんに大変なご迷惑をおかけした。心からお詫び申し上げたい」と、和歌山市に立候補した元農業相の世民氏(61)は、午前9時過ぎ、和歌山県海南市での第一声を詫びの言葉から始めた。共産党旧安倍派部で不記載事件で離党。今回の選挙は無所属で選挙戦に挑む。「もう一度和歌山のため、国のために働けるか、詐欺にあうか、非常に不安だった」と語った。

令和4年に銃撃され死亡した安倍元首相の妻、昭恵さんから形見分けを受けたという安倍氏の遺品を携えて初日に登壇した世民氏。

「政治立案能力や交渉力を磨き、弱い層とは比べ物にならない国のために働いた」と強調し、主要政策に大掛かりな少子化対策や産業・観光振興を掲げた。その中には、観光振興だけでなく、地域金融支援や社会保障制度の充実化も含まれている。

また、世民氏は自身の経験を基にした若者の政治参加を促す意義を語り、「若い世代が関心を持てるよう、現実的な政策を考えていかなければならない」と訴えている。