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電動自転車の改造横行!原付き扱いで無免許運転の恐れ - 日本経済新聞

2024-10-06

電動アシスト自転車の改造行為が目立ってきた。このパドルがなくても進む機能を加え、最高速度も引き上げるのが一例である。こうした車両は原動機付自転車(原付き)とみなされるため、運転するには免許が必要になる。そのため、無免許運転の危険性が増している。自転車の安全性にも問題があり、警察は改造をしないよう呼びかけている。

「免許を見せて貰えますか」と、東京都渋谷区の路上では、外観上普通の自転車に見える車両に乗っていた男性に警察が声をかける事例が増えている。これまで無免許での運転が横行していたが、その実態が明らかになるにつれ、規制が求められるようになってきた。

電動自転車の多くは、低速での使用が想定されているが、改造によって最大速度が法定を超えるケースが多く見受けられる。これが原因で、事故が増加する恐れもあり、改造した自転車による重大な事故の報告も増えている。

この問題を受け、東京都などの大都市では、改造電動自転車を対象にした取り締まりを強化しています。また、改造自転車の購入を防ぐために、規制を強化する必要性も声高に喧伝されている。国の施策として、自転車の安全利用を促進し、交通秩序を守るための指導が求められることだろう。