DJIは、撮影用ドローン「DJI Air 3S」を2023年10月15日に発表しました。このドローンは、1インチセンサーを搭載しており、広いダイナミックレンジと高感度性能を実現しています。

新たな「DJI Air 3」は、2023年7月に発売されたモデルで、カメラの仕様を改良し、AI技術を活用した機能を強化しています。これにより、障害物検知機能やセンシング技術も向上しました。機体の重量はわずか724gです。

主なカメラ仕様には広角カメラ（35mm換算で24mm F1.8相当）と望遠カメラ（同70mm F2.8相当）の2つが搭載されており、最大で5000万画素の写真撮影が可能です。また、動画では4K/60fps HDRと4K/120fpsの撮影もサポートし、10-bit D-Log Mでの撮影も対応しています。

「DJI Air 3」は夜間撮影にも対応し、ISO感度は最大12800まで引き上げられています。以前のモデル「DJI Air 2」ではISO6400が上限でしたが、今回はさらに高い感度を実現しています。また、HLG（ハイブリッドログガンマ）カラーモードにも対応しており、より豊かな色彩表現が可能です。

新機能として全方位障害物検知が搭載されており、最小被写体検知距離も改善されています。このドローンは15luxの低照度環境での撮影が可能で、夜間の飛行も安全に行えるように設計されています。

さらに、「DJI Air 3」はLiDARセンサーを搭載しており、ナイトフライト時のReturn to Home（RTH）機能の向上にも寄与しています。RTH機能を利用することで、飛行中にGPS信号が失われても安全に帰還することができます。

また、最新のバッテリー技術により、飛行時間は最大45分を実現し、さらに内部ストレージは42GBを搭載しています。新型バッテリーへの切り替えが必要です。

このように、DJI Air 3Sは、撮影性能、機能性、安全性の全てが向上したドローンであり、今後の空撮や映像制作の新たなスタンダードとなることが期待されています。