天文ファン必見!今週の青金山・アトラス彗星鑑賞情報

2024-10-15

著者: 陽斗

10月16日から10月20日までの間、青金山(アトラス彗星)が最も観測しやすい時期となります。2023年に発見されたこの彗星は、「しでんさん」や「ツーショーン」として知られており、今週中に日本各地で簡単に観測することができます。

先週14日には、北海道石狩市で青金山とアトラス彗星の共演が楽しまれ、スマートフォンで見事に撮影されました。

天文台によると、アトラス彗星の最接近は10月12日(日本では13日)で、場所によって肉眼で見ることができる可能性があるため、肉眼でも見えるエリアは限られています。日を追うごとに高度が徐々に上がってきており、15日頃までには地上の明かりや「もや」の影響もあり、都市部での観測は困難かもしれません。このため、できるだけ空の暗い場所で観察することをお勧めします。

16日頃からは観測の高さが増し、彗星自身の明るさが暗くなってきますが、20日頃までには肉眼でぽつんと見ることができると期待されています。特に観測スポットが少ないため、望遠鏡や双眼鏡を使うとより良い観察ができそうです。

【観測時間帯・方角】

・観測時間帯:日の入後1時間前後

・方角:西

空が暗くなった頃に青金山が見え始めるまでの時間が短いため、日の入後1時間前後が目安にすると良いでしょう。見える方角は「西」となっており、明るく輝く金星を目印にするのもよいでしょう。

さて、天気はどうなるでしょうか?10月15日夜は、日本海側から雨雲が広がり、16日にかけては広い範囲で晴れ間が見える予想です。ただし、16日夜は北海道や東北一帯、西日本の一部で観測が難しくなるかもしれません。17日は晴れる場所が多く、観測には適しているでしょう。

18日は次第に雲が増える見込みですが、19日には九州から北日本にかけて小雨が降り、この雨がここで強い寒気が南下します。北日本は平地でも雪が降り、初雪となる可能性があります。20日から21日は全国的に晴れる見込みですが、朝晩は冷え込みが厳しくなるでしょう。暖かくしてお出かけください!

これがアトラス彗星を見る絶好のチャンスです!空の美しい瞬間を逃さず、ぜひ楽しんでください。