テクノロジー

「東方Project」ZUNさん、Xアカウント奪還 ハッカーにメイド変えられ、パスキー認証損なわれる…

2024-10-09

著者: 裕美

ゲームや音楽を中心とした作品群「東方Project」の原作者・ZUNさんが10月8日、侵害を受けていた自身のXアカウント「@korindo」を取り戻したと発表しました。この経緯を公式サイトで説明し、復帰を果たしたことを報告しています。

ZUNさんのXアカウントは9月24日までにハッキング被害に遭っていましたが、約2週間後の復帰に成功したとのことです。

ZUNさんによると、「乗っ取られた経緯はまだよく分かっていない」が、実際に起きた事象はこのようなものです。

また、Xにログインしようとした際、パスキーによる認証を求められたが、3回連続で失敗しました。「通常と異なるログイン」といったメッセージが出てメールアドレスを求められ、ログインできなくなったという。

メルアドの履歴を確認したところ、ロシア語で「Xのメルアドレスが変更された」というメッセージが以前、届いていたことが分かった。その直後、Xに偽の投稿があり、乗っ取りに遭っていたことに気づいたそうです。

つまり、乗っ取り犯は何らかの方法でZUNさんのアカウントにログインし、言語設定をロシア語に変更し、メールアドレスなどのログイン情報を変更していたようです。ZUNさん自身がログインできないようにされていたとのこと。

事実、乗っ取り犯は様々な方法でZUNさんのアカウントにログインし、言語設定をロシア語に変更し、メルアドレスなどのログイン情報を変更していた模様です。ZUNさん本人はログインできないようにされていたとのこと。

ZUNさんは「PC、スマホのセキュリティを全ての見直しをして設定し直して、二段階認証をどうやってすればいいのかは不明なままで、まだ弱気の不安を残している」と語っています。

この一連の事件は、アーティストやクリエータのアカウントが狙われる危険性を再認識させるものであり、ファンたちも注意を呼びかけています。