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東京証券市場で日経平均が大幅反落!地方銀行株の買いが影響か?
2025-03-21
著者: 蒼太
21日午前の東京証券市場で、日経平均株価は大幅に反落し、午前の終値は前営業日比138円54銭(0.37%)安の3万7890円42銭となりました。朝安後、海外市場で円相場が対ドルで上昇する中、日経平均は一時2200円を超えて上昇しましたが、買い一巡後には戻り売りの動きや利益確定の売りが出て、下落に転じました。
総務省が発表した2月の全国消費者物価指数(CPI)の結果を受け、円相場は1ドル=148円台半ばまで上昇したものの、その後は上げ幅を縮めました。日銀による早期の追加利上げの可能性が意識されたことから、国内の長期金利も上昇するとの見方が広がり、利益確保の動きが優勢になりました。
また、東京海上ホールディングスやレクサス、デンソーは下落しました。一方、TDKやファーストリテイリング、島津製作所は上昇しました。この状況は、特に地方銀行株の動向に影響を与えていると分析されています。
さらに、好調な米国経済を背景に、来月発表予定の米雇用統計に対する期待感も高まっています。市場関係者は、株式市場における長期的な成長に期待しつつも、短期的な調整に警戒感を示しています。