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ドル円147円台後半、米長期金利の調整的低下に軟調推移 (10/8午前)

2024-10-08

著者: 陽斗

8日前の東京市場でドル円は続落。朝方148.18レベルで取引の始まったドル円は、時間外の米長期金利の低下に、また戻りを高値として下落基調を辿り、午前には147.51の安値を付けた後、東京時間現在は147.70での取引です。

日経平均株価は、昨晩の米市場で主要株価指標が下落した流れを受け、エネルギー関連を除く幅広い銘柄で売られ、下げ幅は一時500円を超えました。その後はやや戻すも上値は重く、471円安で午前の取引を終了しています。

昨晩の海外市場では、特段の新規材料もない中で、先週末の強いドルの影響で米長期金利の上昇が続く一方、株価が反落。ハマスによるイスラエルへの攻撃から1年を経ても、一区の戦闘激化が呼び込まれる中、米CPI前の調整が行われ、ドル円は東京終盤の148円台から一段安で148円を割り込む1148.18で時間に突入しています。

テクニカルにはドル円は、先週末の上昇で急落した一目均衡表の「雲」の中での推移。上方では先週末に151円近い90日線が200日線をデッドクロスする一方で、21日線が143.95レベルを上抜けているなど、方向感に乏しいチャート形状となっています。

市場は明日の7月CPI発表待ち。しばらくは様子見気分の強い相場が続きそうです。