
健康
FIT大腸がんスクリーニング、通知設定の変更で受診率向上/Lancet|医学界の注目
2025-04-06
著者: 花
最近の研究によると、便潜血検査(FIT)が導入されている大腸がんスクリーニングにおいて、通知設定を変更することで、受診率が大幅に向上することが明らかになりました。この研究は、英国・グラスゴー大学のKathryn A. Robb博士を中心に行われました。研究者たちは、受診の通知期間を2週間に設定した場合、受診率が最も高くなることを発見しました。
この結果により、スクリーンングが後回しにされることや、受診の必要性が軽減されることが少なくなることが示されました。さらに、アメリカの国立がん研究所も、このアプローチを支持し、今後の大腸がん検診における効果的な方法として注視しています。
また、FIT検査自体は、非侵襲的であり、患者の負担を軽減することができるため、今後ますます普及する可能性が高いと予想されています。これに伴い、早期発見・早期治療に繋がることが期待されています。
大腸がんは、早期発見が生存率を大きく左右する病気です。そのため、今回の研究の成果は、国民健康に寄与する重要なものといえるでしょう。お住いの地域でも、ぜひ検診を受けてみてはいかがでしょうか。