エンターテインメント

「歌唱がgoodだが、それ以上にbadが目につく」白雪姫IMAX版の映画レビュー(感想・評価)

2025-03-25

著者:

IMAXデジタル版での評価は賛否両論

音楽も歌唱も素晴らしいと感じるが、その一方で気になる点も多い。特に、レイチェル・ブロズナハンが演じる白雪姫のキャラクターについては賛否が分かれるところだ。なぜなら、彼女の演じるキャラクターは感情的な一貫性に欠けているように思えるからだ。

女性キャラクターの強さに対する疑問

作品は日本で公開されたが、日本では特に女性キャラクターの強さを描く方向性が評価される中、白雪姫がなぜこのような形で表現されているのかが疑問視されている。物語の中で、彼女が直面する困難に対するアプローチが逆風であり、強さが不足していると感じる人も多い。

男性キャラクターの描写の問題

白雪姫を選んだ男性陣にも問題がある。彼らの描写がかなり古典的で、時代に合わない印象を与える。例えば、現代的な視点から見ると、白雪姫に寄与する男性たちの役割はあまりにも単調で、一面的なキャラクターとして描かれている。

CG技術と物語の深み

特にCG技術に支えられた美しい映像は魅力的だが、それに頼りすぎると物語の深みが失われる危険がある。キャラクターの感情や複雑さが充分に描かれていないため、これが批評家にとって大きな欠点に映っている。

アトラクションとしての楽しさ

しかし、アトラクションとしての楽しさがあるのも事実だ。映像の美しさや声優のパフォーマンス、バックグラウンドミュージックはリズム感に富み、視聴者を引き込む要素が多い。