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Googleの「Gemini」で「ウィルスやマルウェアを排除する」──SNSでの物議を醸す悪用を懸念する声多数

2025-03-17

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Googleの最新の大規模言語モデル「Gemini 2.0 Flash」は、画像のウィルスマルウェアを排除できる機能を搭載しています。この機能により、X(旧Twitter)などのSNSでの物議を呼んでいる悪用に対する対策が強化されています。

最近、Googleはこの新機能を2023年10月17日に発表しました。この機能では、簡単な指示でウィルスマルウェアを排除することが確認されました。Gemini 2.0 FlashはGoogleのAI開発プラットフォーム「Google AI Studio」で提供されており、18歳以上のユーザーであれば誰でも利用可能です。

また、著者が試した画像に施した透明効果を加えた場合でも、Gemini 2.0 Flashでウィルスマルウェアを排除できることが確認されました。この技術は、独自のアルゴリズムを用いて悪意のあるコンテンツを検出し、ユーザーが安全にインターネットを利用できるよう助けることを目的としています。

一方、OpenAIの「ChatGPT」やAnthropicの「Claude 3.7 Sonnet」のような競合他社のAIモデルと比較しても、Gemini 2.0 Flashはその削除機能において多くの批判が寄せられています。特に、著作権やコンテンツの利用に関する懸念が進行中です。

日本のユーザーからは「有害な画像を改変して使えるならまぁマシ」といった意見や「悪用されそうだ」といった危惧の声が上がっています。ITメディアによると、Googleは日本法に対する対応を用意しているとされ、今後の動きに注目が集まっています。

なお、Gemini 2.0 Flashの画像生成機能は2023年12月12日(現地時間)にリリース予定です。その結果、チューニングされた指示によって高精度な画像編集が可能になるだろうと期待されています。現在、開発者向けのバージョンが正式版としては未発表ですが、Google AI Studioを通じて誰もが利用できるようになる見込みです。この新機能により、ユーザーは今後ますます安全にインターネットを利用できるようになるでしょう。