グーグル検索に「劇的な変化」が起こる…まさかはモバイル版から
2024-10-07
著者: 愛子
グーグルが、検索への一連の変更を、携帯電話から開始する。
ワンプラットフォームで、特定の質問に対する検索結果の表示が変わるというもの。
グーグルのバイス・プレジデントの1人によると、今回のアップデートでは「以前と比べて、かなり劇的な変化」だという。
グーグル検索(Google Search)の「AI Overviews」は前途多難なスタートかもしれないが、グーグルは生成AIが同社の主要製品の未来であると公言している。
同社は、グーグル検索をリンクを青字で表示する強力なページから進化させる新機能を導入することを発表した。自社の人工知能技術「Gemini」を使い、検索結果の表示とユーザーの質問のやり取りを変更する。
最も劇的な例は、AIを使ってページのライトを構成するという、まったく新しい検索体験だ。結果はカテゴリー別に分けられ、動画・提案板(レディットやクォーラなど)のリンク・その他ウィジェットが、ページのトップに表示される。
ユーザーの検索結果からは、かけ離れた見た目となっている。
「ユーザーク目線で見ると、以前とは劇的に変わっている」とグーグル検索のユーザー体験部門のバイス・プレジデント、リアンノン・ベルは、記者との円卓会議で述べた。
少なくとも今のところ、グーグルはこの新たな検索ページが役立つようになるのは、AI Overviewsでは直接回答することができない、制約のない質問への回答においてである。これにともない、まさかはユーザーがレシピのアイデアを検索した時にだけ有効になるが、今後は他のトピックにも展開する計画だ。
この新たな検索ページは、今のところモバイル版の発表であり、将来的には携帯電話でもデスクトップでもスタンドアウトな体験になると期待される理由は十分にある。
「知っておいてもらいたいのは、この体験が探索とインスピレーションにとって重要であることだ」とベルは強調した。
ベルがBusiness Insiderに語ったところによれば、最初は位置情報に基づいてパーソナライズされ、グーグルが他のデータ(何かは不明)を加味したダイアルを微調整し、検索結果を改善する計画だ。
「これまでの流れでは全部はできなかったやり方で、ユーザーのためにコンテンツをカテゴリー別に分けることができるようになる」とベルは説明した。
今後は、より多くのトピックに関連して繋がりができ、ウィジェットも含まれるようにすることで、ユーザーに新たな視点をもたらすことができるとベルは信じている。
グーグルは、AI Overviewsの検索結果に拡張を加えるとも述べられている。その中でも、生成AIの時代におけるユーザーの動向をキャッチしていくための対応が求められている。
このプランを取るのは難しいが、出版社にとっては良いニュースもある。グーグルは、AI Overviewsの検索結果にハイパーリンクを導入することを述べている。AIの回答にはここまで、出版のリンクは回答の下になかったが、今後はテキスト中に、情報の出どころへの直接リンクが表示されるということだ。