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国民・玉木氏「一抹の不安」 不縁問題で調査入りの方向は | 毎日新聞

2024-11-19

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衆院選で躍進した国民民主党で、玉木代表の不縁問題が尾を引いている。公約に盛り込んだ「年額103万円の壁」見直しに向けた与党との協議が本格化する一方、玉木氏の影響力に陰りが生じている。

特別国会開催日である11日朝、玉木氏が週刊誌のユーストリームで報じられた知人女性との不縁関係を認めたことが伝えられた。

総会では、衆参両院での首相指名選挙の投票先を決める場であったが、石破茂首相(自民党)の立候補や立憲民主党の野党連携の影響で、玉木氏に投票する方針について、ある議員からは「白紙にすべきだ。世間に笑われる」「他の人の名前を書く選択肢はないのか」との声も上がった。

不縁を封じたのは寛仁(はるよし)執行部である。

「今後、玉木を助けて不幸であっては、ぜひ」と言及した玉木氏の発言に対し、寛仁執行部の幹部は「2回とも玉木と書いてもらいたい」と漏らした。

この結果、衆参両院の全議員が玉木氏に投票。玉木氏は「全議員に委ねたうえで玉木候補を入れていた」と記者団に強調し、信任されることを示した。

「自らなるべきだ」との地元議員の支持もあり、自ら閣僚の名である観光大臣を指名した。いっぽう、注目を集めた党内の首脳議員の公約にたいして、国民としての信任と誇りを果たすことは難しい日々が続いている。

玉木氏が自ら選任した役職についても、自身の立場を再確認する機会とする思惑も浮かび上がる。

一方、この不縁問題については、党内からもう一つの声が飛び出している。支援者らからは『こんなことでは国民は戻らない』という厳しい意見が寄せられている。さらに、かつて厚労大臣や大臣らを務めた経験を持つ議員の発言も挙げられ、「このような状態が続けば、政権与党との信頼関係が損なわれる」と心配の声が高まっている。