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韓国で山火事発生!22人死亡、7世紀創建の寺が全焼し世界遺産も危機!

2025-03-26

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【ソウル=宋井記者】韓国南東部、慶尚北道(キョンサンブクド)・義城(ウィソン)で発生した山火事が周辺地域に被害を及ぼし、26日午前現在で住民の18人の死亡が確認された。韓国メディアが伝えた。

南部の慶尚北道の南道(ナムド)・山清(サンチョン)では、22日に発生し、強風に煽られて急速に拡大。消防活動が困難を極め、25日には新羅時代の7世紀創建である地域を代表する「孤雲寺(コウンサ)」が全焼した。

火は近隣の安東市にも燃え広がり、同市の世界文化遺産「河回(ハフェ)村」までもが10キロ以内に迫る事態となった。朝鮮王朝時代の貴族階級「両班(ヤンバン)」などの家屋も現存しており、住民も多く生活している。

死亡者の多くは逃げおくれた高齢者であり、高齢者の支援が求められる中、山火事に巻き込まれた人々もいた。また慶尚北道の委任事務所では、受任者を別の委任事務所に移送する対策も取られた。

韓国政府は、「状況を把握し厳重体制で地域を支援する」として全力を尽くしている。

この山火事は過去数十年間で最も致命的な火災の一つとされており、政府は防災対策を見直す必要があるとの声が高まっています。専門家は気候変動がこのような山火事の頻発を引き起こしていると警告しており、対策の強化が必要です。