
【Hothotレビュー】デスクトップCPU最強の座に君臨する「Ryzen 9 9950X3D」を徹底分析
2025-03-11
著者: 雪
Ryzen 9 9950X3Dのパフォーマンスを多角的に評価する。今回の実験では、主に以下のベンチマークを使用した。
- Cinebench 2024
- Cinebench R23
- 3DMark CPU Profile
- Blender Benchmark
- Adobe Camera Raw
- DaVinci Resolve 19
- HandBrake
- PCMark 10
Cinebench 2024では、Ryzen 9 9950X3Dがマルチコアテストにおいて「2,311」のスコアを記録し、Core Ultra 9 285Kを4%下回る一方、Ryzen 9 9950Xに対しては7%上回る結果となった。また、シングルコアスコアも「137」を達成し、同じくCore Ultra 9 285Kを2%下回り、Ryzen 7 9800X3Dを5%上回った。
Cinebench R23でも、マルチコアの結果は「42,108」と記録され、Core Ultra 9 285Kを1%下回り、Ryzen 9 9950Xを3%、Ryzen 7 9800X3Dに対しては480%上回る結果となった。
Blender Benchmarkでは、処理速度を比較した結果、Ryzen 9 9950X3Dは全体の製品の中で最速を記録し、Ryzen 9 9950Xを5~8%、Ryzen 7 9800X3Dを85~92%、Core Ultra 9 285Kを5~17%上回りました。
Adobe Camera Rawにおいては、Ryzen 9 9950X3Dが「7.03fps」と記録され、全コアを使用した中でも最高スコアを記録するに至った。Core Ultra 9 285Kを3%下回り、Ryzen 9 9950Xを4%、Ryzen 7 9800X3Dを15%上回った。
DaVinci Resolve 19の情況でも、Ryzen 9 9950X3Dは2160p60(4K60p)での処理において優れており、必要な処理を高速でこなす結果となった。
また、特記すべき点は、Ryzen 9 9950X3Dの消費電力。最小消費電力は108.6Wで、同じくCCD構成のRyzen 9 9950Xが109.7Wという結果であったが、Ryzen 7 9800X3Dよりは高い数値を示している。これらのデータは、最新のゲームやアプリケーションでのパフォーマンスを示すものであり、特にゲーマーやクリエイターにとっては非常に魅力的な選択肢となるだろう。
総じて、Ryzen 9 9950X3Dは、圧倒的なパフォーマンスと効率を兼ね備え、信頼性の高いCPUとして、多くの要求に応えうる製品であると言える。更にこのプロセッサは、持続的な進化を遂げており、今後のリリースも非常に期待される。ブロックバスターゲームや高負荷のクリエイティブ作業に最適な選択肢であり、まさに「次世代」のCPUである。