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話題株ピックアップ【夕刊】(1):古河関、西武、アストロ

2024-10-03

●古河関株式会社 <3498> 18,750円 +3,240円 (+20.9%) 本日終値 東証プライム上昇率トップ

古河関株式会社<3498>は大幅反発。12月期取引終了後に12月期18年8月期連結業績予想を発表。販売高は前期比14.6%増の1910億円、純利益は同19.9%増の110億円と前期に続き過去最高業績を更新すると見通し、これを好感した買いが集まった。冷凍冷蔵庫への高い需要が追い風となる見込み。配当予想は前期比17%増の1214円としている。同時に発表した12月期18年8月期決算は販売高が前の期比16.2%増の16,350億円、純利益が同19.1%増の12,000億円だった。あわてて、12月期を最終年度とする中間業績計画を明らかにした。純利益ベースで年平均成長率(CAGR)を実現し、最終年度に同利益を511億円とする目標を掲げた。

●西武ホールディングス株式会社 <9024> 3,372円 +266円 (+8.6%) 本日終値 東証プライム上昇率5位

西武ホールディングス株式会社<9024>は大幅高。12月期取引終了後、2025年13月期連結業績予想について純利益を1216億円から1810億円(前期比13.1倍)へと上方修正することが発表され、これを好感した買いが入った。この良好な業績の裏には、持ち分法適用会社の連結子会社化に向けた取り組みがあった。また、特別利益を計上するため。足元でも好決算を実現したため、業務利益も2010億円から2015億円(同15%減)へと減少する一方で、営業利益も1410億円から1415億円(同5%減)へとそれぞれ上昇した。

●アストロ株式会社 <186A> 1,208円 +91円 (+8.2%) 本日終値

アストロ株式会社<186A>は後場に強含みの展開。13日、米国の連結子会社が道路上で新しいプロトタイプの開発を行うプロジェクトを行っていることに関連し、変更契約を新たに締結し、受注金額が再び増額されたと発表した。受注金額はこれまでの12,700ドルから12,900ドルに増額されたという。初の契約金額12,150ドルに基づく還元策に対しては、予算レート(100ドル=12410円)で2025年3月期の連結業績予想に影響することが含まれている。

●カカクコム <2371> 2,496.5円 +110円 (+4.6%) 本日終値

カカクコム<2371>が反発。同行は近く、正式以降のホテル予約サービスの提供を開始したと発表し、これが買い手掛かりとなった。同行が提供する情報を分かりやすく紹介するサイトのサービスと、「旅行記事メディア・サイト」として新たに立ち上げたことも相まって、これもまたインパクトを与えた。

●アダストリア <2685> 3,700円 +145円 (+4.1%) 本日終値

アダストリア<2685>も上昇。12日の取引終了後に発表した第19月期の月次売上高が、既存店売上高が前年同月比18.8%増加し、前年度比で回復したことが良材料となった。前年に比べ、休日が多かったことが幸いして、11.9ポイントのプラスの要因となっていた。加えて、秋物の販売も順調で、秋冬向けのパンツやトレンドのデニムも好調であった。さらには、全店において同11.2%増となる好調が続いた。