科学

火星の”もう一つの”ような模様、マーズ・リコネサンス・オービターが撮影【今日の宇宙画像】

2024-10-08

著者:

【SAPOD】今日の「宇宙画像」をご紹介します。soraeが過去に紹介した特異な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からのお薦めを紹介しています。

本日取り上げるのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」が捉えた火星の表面の画像です。この画像は、2018年7月5日に公開されたもので、soraeが同年の8月1日の記事内で取り上げたものでもあります。

MROが捉えたのは、火星の砂丘が流れ落ちた際に形成された模様です。特に注目すべきは、周囲と比較して砂が少ない領域を示しているこの模様です。この模様が形成された砂の流れの原因についてはよく分かっていませんが、表面の急激な温暖化が関与しているのではないかと考えられています。

さらに、この模様は火星の空から降り注ぐ風にともなうものでもあり、数十年にわたって消失していく可能性があります。

火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」は、NASAが運用する火星周回探査機で、火星の地表や大気の詳細な観測を行い、水に関連する地形や他の火星ミッションの通信などにも寄与しています。これにより、火星の過去や現在の環境について多くの重要な情報が得られています。

探査機のミッションは今後も続き、さらなる火星の魅力を解明していくことでしょう。興味深い火星の情報を引き続きお楽しみに。