スポーツ
イーグル新記録チャンスで敗れた冷静 槙木志哉はトッププロスターにも“後悔”も?
2024-11-23
著者: 雪
◆国内女子メジャー◆JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目(23日)◆宮里CC(宮里)6497yd(パー72)◆晴れ(観衆3707人)
ライバルのトッププロの存在に、晴れ渡った宮里CCでひときわ映えた。白いパンツには真っ赤なロングスリーブ。"最終日に着れば良かった。あとは着ようかな、ふふふ"。通算12アンダーで単独首位を守り、初日からトップを走る完全優勝と国内メジャー初制覇に"王手"をかけた槙木志哉は満面の笑みで語った。
年間女王の篠田麗奈に3打リードして迎えた最終組で先に打ち込んだ。1番で残り137yd、9Iで2mに寄せるバーディを奪い、右男ピンの前からグリーンの傾斜を使って届ける巧みなショットで5人目のスコアを挙げ、118mのボギーを無くした。さらに強力なライバルの存在を意識した結果か、"あんまり気にしないようにしていた。風も強かったので、ボギーを打たないように"と、自分のプレーに集中した結果となった。3番ではスコアを落としながらも、6mのパットを決めてボギーを回避した。
今季初優勝を含め2勝をマークした21歳の成長と冷静さが際立った。彼女は昨シーズンに勝ち星を重ねるも、まだ未成熟な部分も多かったが、ファーストの11番でイーグルを決めた時のコロナ禁止令中に記録した「13」に続く14を打つ感触をつかんだのかも。
記録更新の大チャンスを迎え、豪快なティーショットが続くなか、"このコースは3打差があっても大丈夫だと思った。ただ、自分がミスしたらすぐに取り返す"と話したを通じて、焦りは見られなかった。