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イオン:2月優待人気NO1!上期減益でも長期成長ストーリー変わらず(田中真之)

2024-10-14

著者: 蒼太

2024年3-8月期はマイナス16.2%の営業減益。

イオン(8267)は9日、2024年3-8月期(2025年2月期の上期)の決算を発表しました。

イオン連結企業業績:中間決算実績と2025年2月期通期会社予想

上期営業利益は前期同期比でマイナス16.2%減の986億円でした。人件費や電力代、物流費などコストが上昇する中、販売総利益を十分に積み上げられず、会社想定を下回る利益となりました。GMS(総合スーパー)部門が82億円の営業赤字に転落しました(前期同期は35億円の営業黒字)。

ただし、今期(2025年2月期)通期の業績予想を据え置きました。下期に挽回し、通期で営業最高益を更新する予想を維持しました。実現すれば、営業利益は7.6%増の2,700億円と、2期連続で最高益を更新する予想です。

イオンの連結営業利益予想:2020年7月期-2025年7月期(会社予想)

通期の業績予想を達成するのはやや困難と考えられます。インフレの進展(しょんちょく)で消費者の購買意欲が低下し、価格低下しないと購買意欲を喚起できない環境が、下期も続く可能性があります。イオンの今期営業利益(市場予想)は前期比43.2%増の2,587億円と最高益を更新するもので、会社予想(2,700億円)には達かない見通しです。」},{