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iPhoneは「新作」と「中古」のどちらを選ぶべき? 中古モデルで得られるお得情報

2024-10-07

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9月20日に「iPhone 16」シリーズが発売された。毎年9月に新作iPhoneが発表されるのが通例となっているが、そのタイミングで買い替えを検討する人は多い。一方で、最新モデルの新機能を試したいか、型落ちで安くなった中古を選びたいか迷っている人も多いだろう。つまり、iPhoneは新作か中古のどちらが良いのか、考えてみたい。

新作と一口に言っても、中古販売店では、未使用や未開封といった「新品」を扱う店舗もある。この新作はApple Storeやキャリアが販売する新製品のiPhoneを示す。一方、中古は文字通り使い古されたiPhoneや型落ちした中古iPhoneを指す。

新作のiPhoneは誰に向けているのか?

やはり新作と中古がどれだけの人に向けられているかを知ることが重要だ。最新機種や新作iPhoneに手を入れたい人、新しいボタンなどを含む新機能を一早く試したい人、キャリアショップやApple Store店頭で修理サポートを受けたい人に向けられている。

例えば、新しい機能をいち早く試すには最新機種の投入が必須。iPhone 16/16 Plusは光学ズーム2倍、iPhone 16 Pro/16 Pro Maxは光学ズーム5倍に対応し、4機種全てが先代には無い新しい「カメラコンテナ」を搭載している。文章の作成支援や画像の生成、より自然で文脈に即したSiriとの会話などを行える、生成AI機能の「Apple Intelligence」は2025年内に日本語に対応する予定だ。

中古のiPhoneは誰に向けているのか?

新作がなかなか手に入らない中で、中古のiPhoneはどのような人に向かっているのだろう。最新の機能やハードウェアを含む新機能に興味は薄く、通話、メール、ブラウザ、SNSの利用に特化したい、必要最低限のことができれば良い人、特に店舗でのサポートを必要としない人に向いている。

例えば、前述の光学ズームは2023年の「iPhone 15」シリーズと比べて、飛躍的に進化している(より遠くを光学ズームで撮影できるようになった)とはいえない。2024年10月現在、日本で発売される可能性がある最新のiPhone 16では、ハードウェアとして目新しい機能といえるのは「カメラコンテナ」くらいだろう。

ちなみに、最新機種のiPhone 16の一括価格(税別)はApple Store直販モデルが12万4800円〜16万9800円に対し、キャリアが販売するモデルは14万1700円〜21万1680円。分割払いなどを条件とするキャリアの購入プログラムで割引を受ければ、13万5640円〜8万7396円で利用できる。

まとめ

ただ、iPhoneを始めるつもりで最近のスマートフォンがカメラと生成AIが新機能のトレンドとなり、最新機種を「毎年」購入したり、革新性を求める人も一定数いる。人にとっては新機能に魅力を感じ、「電話、メール、ブラウザ、SNSが使えれば良い」という感じだろう。ならば安い機能を購入して「出費を抑えたい」と考える人もいるだろう。

型落ちした「iPhone 14」の中古価格を見ると、一括価格が7万円台から、じゃんぱらでは5万円台から、ソフマップのリコレでは7万円台からと、最新機種の一括価格(一番下位価格より3万円安く、じゃんぱらやソフマップなら最新機種の一括価格より5万円安く買える。