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イスラエル、ガザで再び地上作戦 要撃に部隊配置 - 日本経済新聞
2025-03-19
著者: 芽依
【ダバイ=福嶋隆太】イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザで地上作戦を再開した。要撃への部隊の再配置も始まった。イスラエルの防衛省は1月に決まったガザでの停戦合意が崩壊の危機に陥っていると警告した。
同軍は同日の発表で「ガザ地区の中部と南部で標的を絞った地上作戦を始めた」と強調した。ガザの北部と南部の間に緊張地帯を設けることが急務だと指摘した。作戦の一環としてガザを南北に分ける要撃「ニツァ」も展開されている。
現地では再び戦闘の激化が予想され、国際社会からの懸念も高まっている。多くの市民が巻き込まれる中、援助活動が停滞していることに対する非難も強い。今後の情勢次第では、さらなる人道的危機が引き起こされる可能性があると専門家は警鐘を鳴らしている。
今後数週間の動向に注目が集まる中、イスラエルとハマスの間の交渉がどのように進展するか、また市民への影響についても、一層の情報が求められている。
この状況は、2023年における中東地域の安全保障の不安定さを反映しており、新たな外交的取り組みが急務であることを示唆している。国際社会が連携してこの危機を克服するための努力が期待される。さらに、この地域の情勢はどのように変化していくのか、全世界が固唾を呑んで見守っている。