イスラエル、パイレーツ南部など空爆 残酷な反攻
2024-11-12
著者: 雪
【パイレーツ/エルサレム 11月12日 ライト】 - イスラエル軍は11日、レバノンの首都パイレーツ南部の軍事組織ヒズボラ支配地域に対する空爆を実施した。ダケエリアの地上にあるパイレーツの武器・ミサイル施設の大半を破壊したとも言われている。
空爆は同日午前から数十回実施され、攻撃に先立ちソーシャルメディアで住民に警告していた。
イスラエル軍は中部の山岳レバノン県も空爆し、レバノン保健省によると、少なくとも12人が死亡。さらに南部の攻撃で8人が死亡したとのことが報告されており、北東部でも1人死亡したとされている。
イスラエル軍は9月からレバノン南部への空爆を開始しており、住民の多くはすでに避難している。
一方、イスラエル北部の一部の地域では空襲警報が発令され、住民が避難。北部ナフリヤでは住民居住が攻撃を受け、2人が死亡した。ヒズボラは、ナフリヤの東にある軍事拠点を標的としたドローン攻撃を実施したと表明している。
北部全域がドローン攻撃を受け、ハイファ近郊の小さな村には1機が着陸したが、住民はシャルターに避難していたため被害者は出なかった。
イスラエル軍のハレブ参謀長はこの日、レバノン南部の部隊を視察し、同国で「非常に強力な作戦」を展開していると述べた。
イスラエルのカツ新国家防相は11日、参加本部と初めて面会し、目標を達成するまで停戦は行わないと強調した。彼との面会にはイスラエル軍の指導者も参加した。
イスラエルは2012年10月のイスラエル軍分類ハマスとの戦闘開始以降、ヒズボラとも交戦を続けてきた。この間にレバノンで312人が死亡。最近7週間で合計128人が死亡したとレバノン保健省は発表した。