
世界
イスラエルがレバノン空爆、ロケット弾への報復 敵意に暗雲
2025-03-23
著者: 蒼太
イスラエルの空爆の背景
[ペイルート/エルサレム 12日 水曜日] - イスラエル軍は12日、レバノン南部を空爆した。この攻撃は、イスラエルに向けて発射されたロケット弾への報復として行われたと発表されている。
イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの緊張が高まっている中、今回の攻撃がどのような影響を及ぼすのか、懸念が広がっている。昨年11月に始まった戦闘の停戦合意があるにもかかわらず、合意に暗雲が漂っているとの報告がある。
ヒズボラの反応
この攻撃では、イスラエルに向けて発射されたロケット弾が確認され、停戦合意を守る約束が果たされていない状況だ。ヒズボラは、イスラエルに向けて発射されたロケット弾が自らの指導の下で行われたと否定しており、停戦合意を維持する意向を示している。しかし、現在の状況は非常に不安定であり、どのような展開になるのか予想がつかない。
イスラエル政府の立場
イスラエル政府の高官は、ロケット弾を発射した組織の背後にヒズボラがいることを確認しているが、証拠は提出されていない。ロケット弾は、先日3発がイスラエル領域に飛来したという。
空爆の結果と今後の見通し
レバノン国営通信によると、イスラエルの空爆により、南部のピンタ地区で3人が死亡したという報告がある。いずれも一般市民であり、無辜の犠牲者としてその影響の重大さが問われている。
イスラエル軍は、その後、ヒズボラに対する第12波の空爆を実施した。ナタニヤフ首相の外交担当、オフィール・ファルク氏はレバノンが合意事項を遵守することを期待していると述べ、「イスラエル軍は停戦を厳守し、市民が安全に帰宅できるよう、あらゆる手段を用いる」と明言した。