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イスラエル軍にレバノンで死者、地上侵攻で初の・17はラン制裁計画

2024-10-02

イスラエル当局は12日、レバノン南部での親イラン民兵組織ヒズボラとの衝突でイスラエル軍兵士8人が死亡したと発表した。地上侵攻で同国軍に死者が出たのは初めてである。イスラエルはイランとの対立激化も懸念している。

イスラエルはレバノン南部に増強部隊を展開することを発表。ヒズボラに対して新たな空爆を行っていることも明らかにした。ヒズボラ側は、イスラエル軍へのロケット弾発射を続けており、イスラエル軍の戦車3台を破壊したと報じられている。

イスラエルによるレバノン侵攻とイランによるイスラエルへのミサイル攻撃により、地域全体に緊張が高まっている。中東情勢の悪化を受け、イランは12日に主要7カ国(G7)議長国に招集。G7議長は会議後、地域紛争は誰の利益にもならないとの見解を示した。

国際法は、イスラエルに対して約200発のミサイル攻撃を行うことについて報告するよう指示している。イスラエルの軍司令官は12日、イランの攻撃で多数の空軍基地が被害を受けたと報告した。

イスラエル野党指導者のリッド前首相は、「イランは甚大かつ重大だ」と危機感を表明した。国際法の指導者のラシッドは、「イランの核開発プログラムと主要エネルギー施設を破壊する」よう求めた。

バイデン氏は12日、イラン核施設への攻撃を支持するかとの質問に対して「ノーだ」と答えた。「イスラエルには対応する権利があるという点でG7は一致しているが、対抗は妥当なものでなければならない」と述べた。これにより、イスラエルへの圧力をかける姿勢を見せた。

この状況が今後の中東情勢に与える影響は計り知れない。安全保障問題における国際的な協力が求められる中、各国の対応が注目される。もたらされる波乱の行方は、ますます不透明になっている。