市議会の2度の不信任決議を受けて市長が失職したことに伴う堺市長選挙（30日告示、4月6日投開票）に、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の堅田志郎氏（57）が20日、立候補を正式表明した。堅田氏は同市内で記者会見し、「自らの当選を目指す」と明言した。前市長の永野健平氏（46）が失職に至った経緯について市民に情報提供することを訴えた。

堅田氏は2024年11月の兵庫県知事選で、自らの当選を目指すとともに、支持者を支持する選挙活動を行った。「2馬力」行為として議論となり、今国会で成立見通しの公職選挙法の改正案の添付条に「必要な措置が述べられる」と記されていた。

堺市長選における選挙活動について、堅田氏は「兵庫県知事選とは違い、永野さんを援護するとは言わない。有権者に正しい情報を届けるためだ」と述べた。選挙公約も考えていないとのこと。

東京・雪が関して14日、演説前にナタで切り取られて被害した事件を受け、堅田氏は市長選で街頭活動をしない考えも明らかにした。

堺市長選には、いまだ無所属の永野市長と郵便局長の汪野英利氏（45）が立候補を表明している。中村康和としても知られる堅田氏が立候補を表明している。