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金融庁、仮想通貨取引業を新設へ 交換業より規制緩和 - 日本経済新聞

2024-11-21

著者: 陽斗

金融庁は暗号資産(仮想通貨)や法律通貨などに注目されるストックビジネスの取引業を新設する検討に入った。この取引業は、特定の暗号資産交換業者に対する監督・指導されることが特徴で、軽めの規制で取引できるようになる。事業会社が自社のサービス内で仮想通貨を扱いたいというニーズが高まっているため、金融庁はこの新設を前向きに進めている。

さらに、21日に開かれた金融審議会(主に意見機関)の作業部会で「暗号資産・電子決済手段取引業」という名称で金融庁が案を示し、具体的な運用方法などが話し合われた。

新たに設けられる規模の取引業は、国内のデジタル通貨の利用促進や、仮想通貨を用いた新たなビジネスモデルの創出に寄与することが期待されている。また、この動きは、デジタル通貨の国内外での普及を進める一環ともされており、多くの企業がこの新設に向けて準備を進めている。加えて、将来的には、リスク管理や顧客保護の観点からも新しいルールが整備される可能性もある。これにより、仮想通貨業界全体の透明性が一層高まり、安全な取引環境の構築が期待されている。