警察官が任期中に金融犯罪捜査部長として活躍…金融犯罪への対処能力を高める: 最新ニュース

2024-10-01

著者: 結衣

特別捜査や資金洗浄(マネーロンダリング)などの金融犯罪への対処能力を高めようと、宮崎県警は1日に宮崎市の金子長官(13)を任期中の警察官として採用した。県警によると、金融機関の職員が任期中で採用されるのは全国初という。捜査部長として金融犯罪の捜査を行う。

金子長官は宮崎市出身で、2013年に宮崎銀行(現宮崎大正銀行)に入行。業務部や人事部での勤務を経て、2012年からはリスク・コンプライアンス部で不正な入出金のある銀行口座の調査などに取り組んできた。

この日、県警本部で金子長官が辞令を手渡され、「金融機関で培った知識や経験を生かし、大きな挑戦をしていきます」と意気込みを語った。真新しい制服に身を包んだ金子長官は「警員としての経験を金融犯罪の捜査や対策に生かし、県民第一で職務に邁進したい」と意気込んだ。

任期は1年ごとの更新となり、今年の道路交通法改正に伴う新しい業務が開始される予定だ。これにより、地域の金融機関との連携が強化され、より迅速な金融犯罪への対処が期待されている。