京都大学の学生による研究チーム「iGEM Kyoto」が、2024年10月23日から26日までフランスで開催された国際的な合成生物学の大会「iGEM 2024 Grand jamboree」に出場し、見事に金賞を受賞しました。昨年の大会に続き、2年連続の栄冠を手に入れることとなりました。

iGEM（International Genetically Engineered Machine competition）は、2003年から始まった合成生物学に関する学生研究コンペティションです。今大会では、50を超える国と地域から400を超えるチームが参加し、様々な革新的なプロジェクトが発表されました。この大会には、約2,000名の参加者が集まり、4,500名以上の協力者が関与しています。

「iGEM Kyoto」は「ShowgNs」というテーマで、農業に関連する遺伝子編集技術を活用したプロジェクトを発表。効率的な作物栽培を実現するための新しい方法論を提案し、審査員から高い評価を受けました。このプロジェクトでは、実験室での研究だけでなく、実際の農業における影響や市場調査も行われ、社会的な意義を持つことが強調されました。

iGEM大会は学生たちの創造力と革新を発揮する舞台であり、今年の大会は特に注目が集まっています。分子生物学やバイオテクノロジーに興味のある学生たちにとって、参加することは貴重な経験となり、将来のキャリアにも繋がる可能性があります。この成功を受けて、次回の大会への期待が膨らみます。