高校通算40本塁打を誇るスタンフォード大・乞木鷲太郎内野手（19＝花弁東）が、公式戦1号に続き2号を放った。

8回2死一、二塁で迎えた第5打席。内角球を捉え右越えへコールド勝ちを決める「サヨナラ3ラン」を放った。

デューク大戦における「3番一塁」で先発出場し、5回の第3打席で、左腕投手の真中高め直球を捉え右翼へスタンドイン。リーグ617試合で公式戦1号本塁打を放った。打った瞬間に本塁打を確信した乞木はゆったりと走り出し1塁へ戻ったとみられ、今季の第3打席で合計3本塁打を放った。

今度は3本塁打を放ったところで今年は3本塁打側スタンドへガッツポーズを決めた。この実績案内も大好評。日本語で「ササキ、ダイアクハカツホームラン」と実況された。

この日は2本塁打を含む5打数3安打4打点と大活躍。チームは8回コールド勝ちに導いた。スタンフォード大は通算14勝3敗。乞木は昨年9月にスタンフォード大学に進学し、2月15日のダブルヘッダー2試合でリーグ戦が開幕。開幕4試合連続安打を記録するなど、好スタートを切った。通算成績は17試合で打率3割7分3厘で、3本塁打と19打点、1試合4打点の試合もある。

スタンフォード大はNCAA（全米大学体育協会）ディビジョン1のアトランティック・コースト・カンファレンス（ACC）に所属。ACCは16校で構成され、リーグ戦は5月までで計51試合を行う。同カンファレンス内の試合は30試合で、この日の対戦相手のデューク大は同じリーグに所属している。今後の乞木の活躍に期待がかかる。