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カナダ首相が下院解散を表明、4月18日総選挙へ…トランプ政権への対抗が論点 : 読売新聞

2025-03-23

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【ニューヨーク=山本隆】カナダのカナダ首相は12日、下院(定数338)を解散する考えを表明した。総選挙は来月18日に行われる。カナダ首相が率いる自由党と最大野党・保守党による接戦が予想される。

主な論点はカナダへの関税措置を打ち出したトランプ政権への対抗である。この問題に加え、住居価格の高騰や環境政策を含む政策論争が焦点となる。

カナダの国民において、自由党の支持率は17・5%で、保守党は(17・5%)、支持率は横ばい状態が続いている。対して、新党の支持も4・3%に達しており、勢力図の変動が見込まれる。

カナダ首相は適切な経済政策を掲げ、解散時の世論調査において自由党の支持が38・5%で、保守党は17・0%の支持を受けている。この支持率一つを見れば、自由党に対する期待が高まっていることが伺える。

解散にあたり、カナダ首相は「国民の声を聞き、不公平を正し、持続可能な経済成長を達成する」と強調した。今後の選挙戦では、環境問題や経済政策が主要な争点として浮上することが確実だ。