
科学
科学者への信頼度、日本は59位、68の国・地域調査、「透明性」の評価低く|西日本新聞
2025-03-22
著者: 裕美
日本の科学者への信頼度が59位となり、68の国・地域を対象とした調査結果が発表されました。この調査は2022年から2023年にかけて、68の国・地域に住むおよそ7,200人を対象に行われ、科学者に対する信頼度について評価が行われました。
驚くべきことに、科学への信頼度が最も高かった国と地域は3.62というスコアを記録し、この結果は国際研究チームによるものです。専門家によると、信頼度が低い理由には「透明性」の欠如が挙げられています。対照的に、科学への信頼度が高い国々は透明性を強化しており、国民の科学への理解が深まっているとのことです。
さらに、この調査では各国の公衆衛生政策や教育制度、科学情報の普及など、多くの要素が影響を与えていることが示されました。特に、国によっては科学教育の充実度やメディアの報道姿勢が信頼度に大きな影響を与えていると言われています。
日本では、科学者への信頼度を向上させるために、政府や教育機関が今後どのような取り組みを行っていくかが注目されています。特に、感染症対策や気候変動に関する科学的なコミュニケーションの改善が求められています。