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ケンウッド、AV画面を特大表示できる「彩速ナビ」。CarPlay/Android Auto対応

2024-10-08

著者: 芽依

JVCケンウッドは、KENWOODブランドの最新モデル「彩速ナビ TYPE M」を2024年モデルとして10月下旬から発売する。このモデルは、AVナビゲーションシステムとして特大画面での情報表示が可能で、視認性を高めた設計が特徴だ。異なる2仕様に分かれており、ラインナップには9型フローティングモデル「MDV-M911HDF」が170,000円前後、9型インダッシュモデル「MDV-M911HDL」が160,000円前後と、さまざまなニーズに応える価格帯になっている。

新型の彩速ナビはCarPlayとAndroid Autoの両方に対応しており、SiriやGoogleアシスタントを利用して音声操作が可能だ。これによりドライバーは運転中に手を使うことなく、音楽やナビゲーションを簡単に操作できる。さらに「彩速ナビ」には、スマホとの連携が強化された機能が備わっており、必要な情報を迅速に引き出せる。

ユーザーインターフェースとして「オーガニックGUI PLUS」を採用し、ナビ情報やAV画面を2画面表示で楽しむことができる。これにより、より多くの情報を同時に表示でき、ドライバーは視覚的に必要なデータを確認しやすくなっている。

本機の最大の特徴は、高精細な1280×720ドットのディスプレイを搭載し、上部角170度の広視野角HDパネルを採用している点だ。これにより、車内のどの位置からでも明瞭な画面が見える。

HDMI入力も搭載しており、ライモニター用のHDMI出力も装備しているため、別室の視聴用モニターと接続して映像を楽しむことが可能。Bluetooth機能により、高音質なLDACコーデックでの再生もできる。対応フォーマットにはFLAC、WAV、DSD、MQAなど、幅広いオーディオソースに対応し、従来のCDやMP3に加えて、より高音質なリスニング体験が提供される。

加えて、自動音質調整機能や車内のスピーカー位置に応じた音響特性の整合を行う「プロモードEQ」など、高度な音質調整機能も搭載。さらに、運転中の音楽を楽しむための「パックミュージック」設定もあり、個々の音楽再生環境に最適化された音質を実現することが可能だ。

特に、広範囲な地デジチューナーを搭載し、地上波デジタル放送の視聴やDVD再生ができる機能もあり、USBデバイスやSDカードからの音楽・動画再生もサポートされている。CDの4倍速での読み込みが可能で、メモリーカードへの録音機能なども充実。

これまでのカーオーディオの枠を超えたリッチなエンタテインメント体験を提供する「彩速ナビ」は、スマートフォンとの連携を強化し、音楽・映像を通じた新しい車内体験を実現する。これによりドライブシーンがより楽しいものになること間違いないだろう。