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マグニチュード7.7のマンマ地震、エネルギーは昨年1月のそれの2倍か…2100年以降にM7超を誘発する可能性あり
2025-03-29
著者: 弘
2023年12月18日、ミャンマー中部で発生した地震の規模はマグニチュード7.7であり、そのエネルギーは昨年の1月に起こった四川地震の2倍に匹敵すると報じられている。この地域はユーラシアプレートとインドプレートの境界に位置しており、地震が重力を受けて水平方向に移動する「横ずれ断層」であることが確認されている。
震源地付近では「サゲイナ」断層と呼ばれる断層が南北に延びており、地震が頻繁に起こる地域の一つである。また、2100年以降にM7を超える大地震が再び発生する可能性があるとの予測もあり、専門家はこの地域の地質構造が影響していると述べている。
発生から数時間以内に、近隣の観光地バンコクでは建物が倒壊したとの報告があり、地震による被害が広がっている。東京大学の地震研究所によると、長周期地震動が観測されており、特に高層ビルにおいて強い揺れが伝わったことが分かっている。
今年の地震活動は活発になっており、専門家たちは地震のメカニズムやその予測に基づいて、防災対策の強化を呼びかけている。特に、インフラの耐震性を向上させることが急務とされており、多くの地域で地震対策が見直され始めている。日本などの地震多発国の経験を参考にすることが、この地域の安全性を高める鍵になるだろう。