マイクロソフトは11月19日（現地時間）、年次イベント「Ignite 2024」にて、Windows 365への接続に特化したクラウドPC「Windows 365 Link」を発表しました。この製品は2025年4月から一部の市場で349ドルで販売される予定です。

この「Windows 365 Link」は、Appleが10月に発表した新型「Mac Mini」と似たコンパクトなデザインとなっています（120mm×120mm×30mm）。GoogleのChromebookと同様に、ローカルデータやアプリを保存できない設計になっており、Windows 365を利用する企業向けの製品です。

このデバイスは、4Kモニターに対応し、4つのUSBポートを備えており、オーディオポートやイーサネットポート、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などの最新技術をサポートしています。

パフォーマンスに関しても、数秒で起動し、スリープからの復帰も「瞬時」に行えるよう設計されています。このため、Microsoft TeamsやCisco WebexなどのWeb会議アプリの利用に最適です。

さらに、Windows 365 Linkは、Microsoft 365 CopilotなどのAIツールを活用することができ、業務効率を大幅に向上させる可能性があります。特に、ビジネス用途での利用が想定されており、リモートワーカーにとっては非常に便利なツールとなるでしょう。

現在、日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、オーストラリアなどの市場でマイクロソフトはWindows 365 Linkの展開を計画中であり、多くの企業がこの新しいクラウドPCの導入を検討することが期待されています。これにより、リモートワークを行う企業にとってますます重要になることでしょう。