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マルハニチロ、社名を「ウミオス」に26年ぶりの変更を決定

2025-03-24

著者: 健二

マルハニチロは、社名を「ウミオス」に変更することを発表しました。この変更は、海(ウミ)をテーマとした持続可能な事業運営を目指す新たな戦略の一環であり、環境への配慮を強調する狙いがあります。

今回の社名変更により、同社は新たな方向性を示すとともに、1997年に設立された時の「マルハニチロ」のブランドイメージを一新し、消費者とのコミュニケーションを円滑に進める意向です。

マルハニチロは、今後18年にわたって実施される新長期ビジョンと、今期2023年3月までの中期業績見通しを策定しています。

この新長期ビジョンでは、海洋経済の持続可能な発展を促進するために、海外展開と地域連携を強化し、利益率を引き上げることを目指しています。具体的には、2030年までに海外市場での収益比率を30%にしていく考えを示しています。

また、中期業績見通しでは、2023年3月期に営業利益410億円(前期比約10%増)、最終利益320億円の目標を掲げており、この収益目標を達成するために、特に新製品の開発や販売促進に力を入れる方針です。

多くの業界関係者から注目が集まる中、マルハニチロが新たな「ウミオス」のブランドでどのような成長を遂げるのか、今後の展開に期待が寄せられています。