[ワシントン 7日 リポート] - 米政府は7日、イスラム組織ハマスの国家的な資金調達に関与している疑いのある団体に対して制裁を科すと発表した。特に、ハマスが管理しているとされるガザ地区の金融機関などに対して、規制を強化する方針を示している。

イェレーン財務長官は声明で、「ハマスの脅威なテロ攻撃から1年が経過するにあたり、ハマスやその他のイラン代理勢力が資金を調達し、暴力行為を実行する能力を低下させる取り組みを続ける」と述べている。

米政府は、トルコ在住の金融支援者に加えて、この個人の9つの事業も制裁対象とした。

財務省は「ハマスはガザ地区の厳境に乗じて、民間人を支援するという偽の慈善団体などを通じて資金を集めている」とし、ハマスが主要な資金調達源と見なされている一年の初めから如何にして大規模な10億ドルを集めた疑いがあるとの見解を示した。彼らは、地域の安全保障を損なう活動を続ける可能性がある。