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米、ウクライナとの鉱物資源協定に近く署名へ=トランプ氏

2025-03-20

著者: 芽依

【ワシントン 10日 Reuters】- トランプ大統領は10日、米国が近くウクライナとの鉱物資源に関する協定に署名する可能性が高いと述べました。これは、米国内での重要鉱物の生産を強化するための大規模な取り組みの一環です。ウクライナは豊富な鉱物資源を有しており、特にウランやリチウムといった戦略的資源が注目されています。

この協定が締結されることで、戦略的資源の供給が安定し、米国のエネルギー安全保障が強化されると期待されています。トランプ大統領は「アメリカは他国に依存せず、エネルギーの自給自足を目指すべきだ」と述べています。また、ウクライナとの連携は、経済面だけでなく、地政学的にも重要な意味を持つでしょう。

現在、米国は中国からの鉱物資源の依存を軽減しようとしており、この協定はその一環と言えます。近年、リチウムイオン電池の需要が急増し、電動車やエネルギー貯蔵システムにおいて不可欠な資源となっています。ウクライナのリチウム資源を利用することで、米国は市場の競争力を高める狙いがあります。