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ミシガン州、感染した2人の飼い牛との接触で鳥インフルエンザ感染を確認

2024-10-04

[シカゴ 3日 ロイター] - ミシガン州クリファイズル地区の公衆衛生局は、2人が高病原性鳥インフルエンザ(H5)に感染したことを確認した。この2人は、感染した飼い牛との接触があったとされる。

飼い牛や家畜に接触した人の感染が今年全米で15件目となっており、ミズーリ州では動物との直接接触がない人に感染が1件確認されている。公衆衛生局によると、感染者の中には飼い牛の感染が確認されたセントラルバレーからの従業員が含まれている。症状は軽度で、自己隔離の治療中と報告されている。

クリファイズル地区の飼い牛においては8月下旬から鳥インフルエンザの陽性反応が出始めた。公衆衛生局は、低温殺菌されていない牛乳や製品は引き続き安全であるとし、感染者とは対照的に一般市民へのリスクは低いと説明した。

また、鳥インフルエンザ感染が広がる中でも、飼い主たちが飼育している動物の衛生管理が重要視されています。生物学者や連邦政府当局は、自宅で飼っているペットの健康状態を監視し、異常を見つけた場合には迅速に対応するよう呼びかけています。

この感染症は、ウイルスの変異により進化する可能性があり、農業における生産性に大きな影響を与える恐れがあります。専門家たちは、感染拡大を防ぐため、地域の業界全体での衛生管理徹底が不可欠であると警告しています。未感染地域の農業関係者にも、予防措置を講じることが求められています。