ビジネス

ミスタバに74兆円損失命令!ドライブスルーで熱い飲み物こぼれ、配達員が下半身にやけど

2025-03-17

著者: 陽斗

ミネソタ州クリプルスの陪審は14日、ドライブスルーでホットドリンクを手渡す際に飲み物がこぼれ、配達員の男性が下半身に大やけどを負ったことに対して、コフィーチェン大手スターバックスに47500万ドル(約74兆円)の損害賠償を命じた。

事件は2020年2月、ロサンゼルスにあるスターバックス店舗で発生した。この時、男性は「メディシンボール」と呼ばれるドリンク3杯を受け取った瞬間、1杯が下半身にかかってしまった。重症のやけどを負ったものの、皮膚移植手術を受け、その後の治療が続いている。提訴の際、男性は「オペレーションが持ち帰りトレーに適切に設置されていればこんなことにはならなかった」と主張した。

陪審は男性の主張を認め、スターバックスが飲み物の温度について適切な警告を行っていなかったことに過失があると判断した。さらに、原告の弁護人は「発生したやけどは無視できないほど重篤であり、今後も長期的な影響が予想される」ともコメントした。

この判決は、多くのメディアで大きく報じられ、スターバックスの飲食業界全体への影響についても注目が集まっている。スターバックスは今年、全米で500店舗以上を閉鎖するなど、業績悪化が続いており、今後の影響を懸念する声が聞こえている。加えて、飲食業界全体でも厳しい経済環境が続いており、従業員の安全管理が課題となっている。