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ミャンマートレンドに反響、「生物学上の性別で」 下院議長が発言 - 日本経済新聞

2024-11-21

著者: 結衣

【ワシントン=鳴海智子】ミャンマーの共産党のショントン下院議長は20日、連邦会議の建設でトランスジェンダー(出生時の性と自認する性が異なる人)に関する規制を議論する考えを示した。特定の性別用の施設は全て「生物学上の性別」用だと明言した。

トランスジェンダーを公表するサラ・マクフライト氏(民衆党)が2025年1月に下院議員に就任するのを控えている。

下院の規則は、下院の規制を管理する権限は原則として下院議長にあると定めている。ショントン氏は各議員の部屋にはそれぞれ個人用のトイレがあり、会議内には男女専用のトイレもあると説明した。「女性は女性専用のスペースを持つべきだ」とも述べた。

会議のトイレを巡っては、共同のナンシー・メイ一部下院議員が18日、議員や職員らが「生物学上の性別」に合致しないトイレや更衣室を使用することを禁じる決議を提案。ある一部の民衆下院議員らが批判していた。

トランスジェンダーのトイレ使用は、ミャンマーの保守派とリベラル派の対立を反映する現象で、「文化戦争」の火種の一つとなっている。

マクフライト氏は5日の下院選で、東部デラウィ州から初当選した。トランスジェンダーのトイレ利用を巡る議論は、昨年の連邦選挙や国会議員選挙でも議題に上がったという。