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もはや「新車超え」!? リニューアルしたJR四国8000系リニア車両が32年前の車両と同一視される!? 車両の進化に驚愕の声!

2024-10-14

著者: 芽依

JR四国8000系特急形電車のリニューアル

2023年から運行されているJR四国の8000系特急形電車のリニューアル。グリーン車は、さらに色変更され2024年からリニューアルに着手していますが、工事が完了した編成に8月、さっそく乗車してみました。

8000系の歴史

8000系のリニューアルは2回目。JR四国にとって初めての特急形電車である8000系は、1992年(平成4)年に試作車が登場しました。最高160km/hでの運転を見据え、制御付き電動車を搭載し、各地で高速度運転を実現する高性能電車です。JR四国の主要な路線に対応した特急『しおかぜ』『いしづち』として、今なお走り続けています。

過去のリニューアルと新しい快適性

この8000系ですが、これまでに2回リニューアルを行っています。1回目は2004年(平成16)年で、内装が変更されました。グリーン車と普通車指定席は『S-Seat』と呼ばれており、背もたれが木製に変更された新型座席に交換されました。リニューアル時には高い評価を受けたこともありました。

座席鉄である筆者(安藤春季:乗り物ライター)は、リニューアルされたグリーン車に乗車しましたが、インテリアがグリーン車と普通車の座席を共用化したことで、グリーン車の座席幅が狭くなったと感じました。リクライニング角度や座席形状、フットレストのつくりも含めて、座席の出来自体は従来リニューアル前がよかったのではないかと思ってしまった。

再度のリニューアルと改良

そのグリーン車が2024年8月に、2度目のリニューアルを行いました。同月下旬に特急「しおかぜ」を利用した際に乗車できたので、さらに快適さを増していました。

車内に入った瞬間に感じたのは、照明の温かさでした。照明をLEDへ交換し、荷物棚の照明と相まって明るくも感じられました。最近の車両において、快適な旅を提供しつつ新しい快適性を実感できるのは嬉しいことです。特に、安全運行や環境への配慮も考えられており、ますます人気を集めること間違いなしです。