
内田和人氏が就任、三菱UFJ銀行常務に就任 - 組織改革の荒波に乗り出す!
2025-03-25
著者: 健二
福岡資源厚生省との連携発表があった25日、正式に年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の新理事長に内田和人氏が就任すると発表された。就任日は4月11日である。
GPIFは世界最大規模の年金基金で、昨年12月末の運用資産残高は約259兆円を抱えている。その規模の大きさから、「市場のクリエイター」とも呼ばれ、投資動向や個々の施策に対する市場の関心は高い。
国内では長期金利が約16年ぶりの高水準をつけ、海外では米トランプ大統領の影響力の強化による不確実性が高まる中、巨額の年金資産の運用指針を担うことになる。
会見で福岡厚生大臣は、内田氏について「大手金融機関や大手証券会社において資産運用、マーケットに関する業務に長く携わっておられ、専門的知識や経験を十分にお持ちである」と指摘。一方で、「役員や会長を歴任される中で、公共な法人においても役員としてのマネジメントの経験を有しており、組織運営に関する豊富な知識や経験を保持している」と述べた。これは内田氏が持つ公的な役割の重要性を強調するものである。
現在理事長の下村雅彦氏は、任期満了で退任となる。内田氏は法人としても、農林中央金庫の出身者であり、金融界全般に精通した人物である。これまでに東京大学経済学部を卒業し、その後、三菱UFJ銀行でのキャリアを経て、資産運用部門での卓越した業績を残してきたことが評価された。
なお、内田氏の就任には市場関係者から多くの期待が寄せられており、証券市場でも反応が見られている。これからの資産運用方針に注目が集まる中、内田氏は「国民の大切な資産を守るために、厳格かつ柔軟な運用を行っていく所存です」とコメントした。
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内田氏の直近の在任期間中、中長期的な資産運用における影響と今後の戦略に関する期待。特に、日経平均や米国株式市場の動向に対するアプローチがどのように変わるかに注目です。社内外からの信頼を得ながら、新たな潮流を作り出すことができるか、注視されるでしょう。