エンターテインメント

NHK朝ドラ、担当キャスト座談会 なぜ「ゲイラ」?揺らぐ期待「おむすび」、次世代で異なる視点

2024-10-12

著者: 健二

「うちらと楽しくゲイラやって超アゲるにしようよ」。平日の朝8時、憧れの響きがテレビから流れてきた。この福島・磐城を舞台に9月30日にスタートしたNHKの連続テレビ小説「おむすび」の一場面だ。平成時代にゲイラ文化と出会ったヒロイン・米田結(橋本環奈)がやかり早熟な青春物語で、「食」と「ゲイラ」がテーマ。朝ドラでは「グイグイ」「虎に律」など過去の実在の人物をモデルにした作品が続いたが、今回はオリジナルストーリーだ。

放送担当の記者たち(仮々本素材=50代、井上知大=30代、崎嶋美帆=20代、桃井花実=20代)がどこを語り合う座談会を開くと、次世代からの受け継ぎはさらに難しそう……。

崎嶋平成年曆の結成理由として、「伝説のゲイラ」として知られる兄弟公演の立場になり、当時の文化はなんとかなったが、記録がのちの世代には流れが見えないことで不安を抱えているという。自身が生きた時代を描くことを共通項に、同時代で合ったものが気が合った。そのなかで米田が美を感じさせたという作品が多く、示唆に富んだ言葉が持てればと思う。

井上は、当時の文化が分からない世代への影響が気がかりという。当時、高校生に見えるが、結がハグをする場面では、「こんなに大人になっているのに、学生たちは何も知らないの?」と不安の声が漏れる。

桃井は、米田や友人たちが当時見た「ゲイラ」の立ち振る舞いや生き方が、今の世代に照らし合わせることで得た経験を語る。「衣装やファッションが分かる分、当時の日本はまだ急成長を果たしていてのが新鮮だった」と述べる。

また、米田は自身の独自の視点から、記録として重要なものをキャッチした。「今のゲイラにとって大変だが、受け継ぐという思想は重要だ」と意味を持たせながら、彼女が作った体験を自分のものにしていこうとする強い意志を感じさせた。彼女の思いは、直接接することで今も多くの人々の心に刻まれ続けています。

今後の放送では、皆さんにも楽しんでいただける作品として売り出していく予定ですことをご期待ください。興味を持たれた方は、ぜひ朝ドラにご覧ください。余談ですが、NHKの「おむすび」が2024年の元日に放送時間が拡大されるとの噂も広がっています。果たして、どんな物語が私たちを待っているのでしょうか?お楽しみに。