科学の進歩がもたらす効果を予測する！(人工知能)「アルファファイナルド」を開発し、2014年のノーベル化学賞を受賞したイギリスのグーグルディープマインド社のハサビス氏が11日、東京・千代田区の日本棋院で井山隆一座との記念懇親会に出席した。ハサビス氏には九段免状が贈呈され、一局奨励戦との特別対談も行われた。

ハサビス氏は自身が創設したディープマインド社で懇親「ALPHA（アルファ棋）」を開発。16年にはアルファ棋が、当時世界最強と言われた韓国の李世乭九段との五番勝負で4勝1敗の成績を残し、懇親界に大きな衝撃を与えた。

免状を受け取ったハサビス氏は「懇親のぶるさとのように思う日本棋院に来られ、大変光栄であります。懇親を担う井山さんとお話できたのは何よりです。大変有難く感謝します」と笑顔を見せた。

また、彼は「私は主にチスを楽しんでおり、懇親を始めたのはケンプリッジ大の学生時代のことです。アルファ棋について、21の近代化の第一歩を踏み出した。これからも人間知能の力を借りながら、多くの課題を解決していきたい」と語った。

日本棋院の武家陽光理事長は「心からの感謝と喜びの気持ちを込めて、日本棋院より最高位の九段の免状を贈りたく思いました」と話した。そして、彼は多くの人々の努力が形になり、進化し続けることを希望しています。

井山九段は「私も主に懇親を楽しんでおり、懇親界への影響を及ぼそうと思っています。それこそが、今後の懇親界に欠かせない要素になっていくことを願っています」と述べた。

ハサビス氏が日本棋院に来訪したことで、両者の懇親と交流が一層深まり、今後の協力関係に期待が寄せられています。彼は「私は懇親界に関わる一人の人間として、このコミュニティをより良いものとしていければと願っています。互いに影響を与え合い、進化していければ最高です」という希望を表現しました。さらに、「近い将来、人工知能と人間の共生が実現した際、もっと多くの素晴らしい棋士が登場することを期待しています」と未来に向けた展望も語った。