
スポーツ
女子プロの聖地、男子ツアー開幕戦に出場へ
2025-04-01
著者: 結衣
国内男子ツアーの2025年シーズン開幕戦「東建ホームメイトカップ」(10日開幕、三重・東建多度カントリークラブ)が発表され、女子プロゴルファーの宮里藍が主催者推薦で出場することが決定した。
宮里は昨年8月、今季男子ツアーの出場権を獲得し1次予選会に女子選手として初めて挑戦、49位で2次予選進出は逃したが、女子選手では初めて日本ゴルフツアー機構(JGTO)のツアープレイヤーライセンス(82位タイまでが条件)に合格した。今年は主催者推薦による出場でさらなる飛躍が期待される。
詳細な記録の残る1985年以降、日本人女性の男子レギュラーツアー出場は2005年「アジア・ジャパン選手権」に出場した宮里藍さんを含め2人目。女性では06年「カシオワールドオープン」のミッション・ウィー(米国)以来19年ぶりとなる。また、彼女は兵庫県出身の24歳。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員資格を有し、昨年の最終プロテストでは77位で合格はならなかった。彼女の今後の活躍が期待され、男子レギュラーツアーにおける女子選手の活躍を後押しすることになる。
出場する女子選手
・ソフィー・グスタフソン(スウェーデン) 2003年「カシオワールドオープン」予選落ち/通算93位
・宮里藍 2005年「アジア・ジャパン選手権」予選落ち/通算120位
この開幕戦は、男子の試合に女子選手が出場することによって話題を呼び、ゴルフ界に新たな風を吹き込む可能性がある。観客からの注目も大いに集まることだろう。女子プロの挑戦は多くのファンに刺激を与え、ゴルフの人気をさらに高めることが期待される。