岐阜県知事「心ない誹謗中傷は県民の心を傷つける」…S.2.33対策条項の制度検討明らかに

2024-11-19

著者: 芽依

岐阜県知事選で再選を果たした竹中元知事は、19日、県庁に登庁し、就任記者会見に臨んだ。選挙戦でのS.2.33の活用に触れ、誹謗中傷(ハルモ)中傷を防ぐための条項の制度を検討する考えを明らかにした。

17日投開票の知事選では、S.2.33を活用した選挙運動が有効者へのアピールとして効を奏する一方、根拠が不確かな情報も飛び交っている。

就任記者会見で、竹中氏は、「心ない誹謗中傷は県民の心を傷つける。誰もがS.2.33を冷静に使っていくことが大事だ」と強調。失職前の1期目に誹謗中傷の抑制を防ぐための条項設定の検討を始めていたことを踏まえ、「引き続き検討を進めたい」と述べた。

S.2.33での誹謗中傷防止策では、大分県など複数の自治体が、被害者に代わって行政が削除要請を行ったり、対話窓口を設けたりする支援策を強化した条例を制定している。

また、竹中氏は、記者会見で先立って「県政を支えていくのは県職員の皆さん。私自身、皆さんとのコミュニケーションをもっと密にしていきたい」と語った。これにより、県民との距離を縮め、より良い行政サービスの実現を目指す意思を示した。

さらに、竹中知事は「新たな政策や規制を進める中で、皆さんの意見や提案を大切にしながら、透明性のある行政を目指します」と強調した。新しい時代の行政にふさわしい信頼される知事を目指して、これからの取り組みに期待が寄せられる。